日本代表

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南野&伊東が2戦連発!!川又ダメ押しで森保Jは2試合連続3-0勝利

[10.12 キリンチャレンジカップ 日本3-0パナマ デンカS]

 日本代表は12日、キリンチャレンジカップでパナマ代表と対戦し、3-0で勝った。前半42分、MF南野拓実が2戦連発となる先制点を決めると、後半20分にはMF伊東純也も2試合連続ゴール。後半40分には途中出場のFW川又堅碁がダメ押しゴールを決めた。守備陣も最後まで無失点で締め、森保ジャパン初陣となった9月11日のコスタリカ戦(3-0)に続く完封勝利。2試合連続3-0のスコアで2連勝を飾った。

 コスタリカ戦に続いて4-2-3-1を採用した日本はロシアW杯以来の代表復帰で森保ジャパン初合流となったFW大迫勇也、MF原口元気が先発。それぞれ1トップと左サイドハーフに入った。東京五輪世代のDF冨安健洋は先発デビュー。MF三竿健斗は代表初先発で、伊東も昨年12月16日のE-1選手権・韓国戦以来の先発となった。GK権田修一はハリルジャパン初陣だった15年3月27日のチュニジア戦以来、約3年半ぶりの先発。DF槙野智章、DF室屋成、DF佐々木翔、MF青山敏弘、南野の5人は森保ジャパン初陣となったコスタリカ戦に続いて先発し、青山がゲームキャプテンを務めた。

 コスタリカに3-0で快勝した初陣からスタメンの約半数が入れ替わった森保ジャパン。大迫、原口というロシアW杯組との“融合”もテーマとなる中、序盤はなかなかチャンスをつくれなかった。前半7分、青山から縦パスを受けた大迫がPA右手前から右足を振り抜くが、ミドルシュートはゴール左へ。同23分には青山からの絶妙なスルーパスに室屋が反応。PA内右に抜け出し、クロスを選択したが、グラウンダーのボールはわずかに味方に合わなかった。

 攻撃でコンビネーションが合わない場面もあり、リズムに乗り切れない日本。前半39分、最終ラインの冨安から大迫に縦が通り、PA内右でおさめた大迫から伊東、南野とパスをつなぐも、南野はシュートを打ち切れない。それでも同42分、青山から縦パスを受けた南野がファーストタッチで前を向き、力強いボールキープからPA内に進入。GKの動きをよく見て冷静に左足でゴール左へ流し込んだ。南野は代表初ゴールを決めたコスタリカ戦に続く2戦連発。1点をリードして前半を折り返した。

 ハーフタイムで選手交代は行わず、後半も前半と同じメンバーで果敢に追加点を狙う。すると後半20分、PA左手前から原口が倒れながらも縦パスを入れ、伊東がワンタッチではたいてPA内左に走り込む南野へ。南野の左足シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を伊東がシュート。一度は相手のブロックに阻まれるも、自らゴール前に詰めて押し込んだ。

 伊東も代表初ゴールを決めた森保ジャパン初陣に続く2試合連続ゴール。2-0とリードを広げ、直後の後半21分、大迫と南野に代わって川又とFW北川航也がピッチに入った。追加招集の2選手がともに途中出場となり、北川はA代表デビュー。後半32分には伊東が相手との接触プレーで右足首を痛めるアクシデントに見舞われる。ピッチに倒れ込むと、そのまま担架で運び出され、同36分にMF堂安律と交代。伊東はゆっくり歩いてロッカールームへ下がった。

 後半40分、原口が長い距離をドリブルして中央に切れ込み、斜めにスルーパス。これに反応した川又がDF、GKともつれ合いながら左足でシュートを狙うと、ボールは転々とゴールマウスへ。川又はハリルジャパン2戦目だった15年3月31日のウズベキスタン戦(5-1)以来、約3年半ぶりとなる国際Aマッチ2得点目。3-0と勝利を決定づけた。後半43分には青山に代えてMF柴崎岳を投入。そのまま無失点で試合を締めくくり、2試合連続の完封勝利をおさめた。

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初陣白星を飾った森保監督「選手たちは本当に戦い、走ってくれた」

[9.11 キリンチャレンジカップ 日本3-0コスタリカ 吹田S]

 初陣を白星で飾った。日本代表を率いる森保一監督はキリンチャレンジ杯コスタリカ代表戦を3-0で終えると、TVインタビューで「選手たちが良い準備をしてくれた」と振り返った。

「全国で被災されて辛い思いをされている方々に思いを届けよう、プレーをお見せすることで励まそうと、選手たちは本当に戦い、走ってくれたと思う」

 7日に札幌ドームで開催予定だったキリンチャレンジ杯チリ代表戦が、6日未明に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で中止となったため、コスタリカ戦で初めてA代表の指揮を執ることになった。先発にはA代表初先発となるMF中島翔哉やFW南野拓実、さらに初招集のDF佐々木翔や東京五輪世代のMF堂安律などフレッシュな顔触れを起用した。

 システムは代名詞ともいえる3-4-2-1ではなく、4-4-2を採用。前半16分には中島が蹴り出したCKから佐々木が放ったヘディングシュートがDFブライアン・オビエドのオウンゴールを誘って先制に成功。先制後も幾度となくゴールに迫りながらも追加点はなかなか生まれなかったが、後半21分に中島、MF遠藤航とつないだボールから最後は南野が左足シュートでネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 その後はA代表デビューとなるMF天野純、MF守田英正らをピッチに送り込むと、後半アディショナルタイムに途中出場のMF伊東純也がダメ押しゴールを奪って3-0の完封勝利を収めた。

 白星スタートを切ったものの満足することなく、「まだまだこのチームはスタートしたばかりなので、常に成長することを考えて上を目指してやっていきたい」とさらなる進化を誓う。森保ジャパンは、10月シリーズでパナマ(12日)、ウルグアイ(16日)と対戦する。

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森保監督は知っている…金メダル逃すも、選手の変化に「感謝したい」

[9.1 アジア大会決勝 U-21日本1-2(延長)U-23韓国 ボゴール]

 決勝で敗れて金メダルを逃した。しかし、指揮官は知っている。選手たちが毎試合ごとに成長してきたことを――。

『球際で戦えない』『ボールを持った際の判断が悪い』等々、グループリーグでは明らかな課題が見え、第3戦のベトナム戦のハーフタイムには森保一監督から激しい檄が飛んだ。さらにピッチ外でも苦しめられた。練習で使用するグラウンド状況は劣悪で戦術練習や対人練習は行えず、練習場との往復に2時間かかることもあった。その上、中1日が2度行われる過密日程も重なり、大会が進むごとに選手の心身のダメージは相当なものだったはずだ。だが、U-21日本代表は目標としたベスト4進出を果たすだけでなく、決勝までたどり着いて“宿敵”韓国とのガチンコ勝負に挑んだ。

 韓国は大会規定上限のU-23チームで臨むだけでなく、FWソン・フンミン、FWファン・ウィジョとオーバーエイジ3人を起用。さらに優勝すれば兵役が免除されることもあり、より高いモチベーションで決勝に臨んできた。試合開始から押し込まれるが、ここで選手たちが戦った。相手に激しく寄せて自由を奪い、たとえ突破を許してもカバーに入った選手が体を投げ出してフィニッシュまで持ち込ませない。

 大会序盤は後方からつなぐというチームコンセプトにとらわれ、ベトナム戦ではミスから失点したが、この日は違う。もちろん、やみくもにロングボールを蹴るわけではない。つなぐところはつなぎ、相手が押し込んでいるからこそ生まれる裏のスペースも有効に使おうとする。ダイナミックなサイドチェンジを織り交ぜるなど、“言われたことをやる”だけではなく、状況に応じたプレーを選択して韓国ゴールに迫ろうとした。

 主導権を握られながらも「辛抱強く、我慢強く、集中力を切らさずに続けてくれた」と、魂の守備で簡単にはゴールを許さず。しかし、前後半の90分をスコアレスで終えて迎えた延長前半3分、同11分に失点して2点のリードを奪われてしまう。だが、それでもあきらめることはない。「選手たちは0-2のまま終わるのではなく、最後に1点を取り返してくれた」と延長後半10分にMF初瀬亮(G大阪)のCKをFW上田綺世(法政大)がヘディングで叩き込み、1点差に詰め寄った。その後、同点に追い付くことこそなかったが、「最後まで諦めることなく、戦い続ける姿勢を見せてくれたことは今後につながること」と選手の戦う姿勢を評価した。

 当然、この試合でも課題は出た。「守備から攻撃につなげる部分」「カウンターの精度」「ボールを握って攻撃の時間を作る」と特に90分間でノーゴールに終わった攻撃面の修正点はまだまだあり、優勝に手が届かなかったことで「力が足りなかったところを真摯に受け止めたい」とも口にする。だが、決勝の舞台で「これまでの戦いになかったタフさを出してくれた」と語ったように、チームは成長の途中で、どこかのタイミングで“化ける”可能性は十分。今後は決勝で敗れた悔しさを糧に、課題を一つずつ克服しながら、さらなる高みを目指すことになる。

 しかし、試合ごとに成長した姿を見せてきたのは紛れもない事実。「選手たちは今大会を通して、毎試合ごとに成長する姿を見せてくれたのは監督として嬉しかった。選手に感謝したい」とタフな状況の中、7試合を戦い抜いた選手たちに労いの言葉を贈った。

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孫興民「勝利に飢えてる」兵役免除懸けた決勝へ気合

アジア大会のサッカー男子は1日に決勝を迎える。U-21(21歳以下)日本代表と対戦するU-23韓国代表のFW孫興民主将(26=トットナム)が、同大会史上初の決勝での日韓戦を前に「大きな試合になるが、良い準備ができている」と勝利へ自信を口にした。

31日、試合会場のパカンサリ競技場で前日会見が行われ、両国の監督と主将がそれぞれ出席した。孫は韓国のオーバーエージ枠で参加している。準決勝では日本が1次リーグで敗戦したベトナムに3-1で快勝するなど自慢の攻撃力を存分に発揮しながら勝ち進んできたが、「明日の試合は入りからこれまでとは違ったものになる」と、日韓戦を意識するような言葉も。「若い選手にはいい経験になる。キャプテンとしてできるアドバイスはしたい」と続けた。

U-23で臨む韓国に対して日本は2学年下のチームでオーバーエージも招集していないが、「日本は21歳以下だが、決勝まで進んできたチーム」と警戒を崩さない。「どちらも国を代表するチーム。同じ気持ちをもってここにきている」と、表情に油断はなかった。

この大会で優勝できるかで、自身の兵役が免除されるかどうかもかかっている。プレミアリーグのトットナムでキャリアを積んでいるこのタイミングでの兵役は現役生活に支障もきたしかねず、トットナム側もクラブを離れての参加を承認した。「とてもハングリーにこの大会に臨んでいる。勝利に飢えている」。決勝の勝敗が、自身の選手生活にも大きく関わる孫ら。若き森保ジャパンの高い壁になることは間違いない。

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france wins the 2018 world cup
最新FIFAランク発表。日本は韓国抜いてアジア3位に再浮上。トップはW杯優勝国

 国際サッカー連盟(FIFA)は16日、最新のFIFAランキングを発表した。日本は61位から6つ順位を上げて55位となっている。

 日本は前回発表時に61位でアジア4番手だった。それでも、ロシアワールドカップでアジア勢唯一の決勝トーナメント進出を果たし、57位の韓国を抜いてアジア3位となっている。アジア首位は5ランクアップの32位イラン。2位は7ランクダウンで43位のオーストラリアだ。まさかのグループリーグ敗退となったドイツは、14ランクダウンで15位となった。

 全体の首位は、ロシアワールドカップで優勝したフランスで、一気に6ランクアップとなった。2位は日本を下したベルギー。トップ10で最も飛躍したのは準優勝のクロアチア。16位上げて4位に上り詰めている。

 FIFAランキングのトップ20、およびアジア上位5ヶ国は以下のとおり。

1.フランス
2.ベルギー
3.ブラジル
4.クロアチア
5.ウルグアイ
6.イングランド
7.ポルトガル
8.スイス
9.スペイン
9.デンマーク
11.アルゼンチン
12.チリ
13.スウェーデン
14.コロンビア
15.ドイツ
16.メキシコ
17.オランダ
18.ポーランド
19.ウェールズ
20.ペルー

▽アジア
32.イラン
43.オーストラリア
55.日本
57.韓国
70.サウジアラビア

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