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ドイツ、難敵イタリアをPK戦の末に撃破 死闘を制してベスト4

2日に行われたユーロ2016準々決勝、ドイツ対イタリアの一戦は、1−1で120分間を終えて、PK戦でドイツが準決勝進出を決めた。

イタリアはデ・ロッシが間に合わず、ストゥラーロが先発する。前線はペッレとエデルのコンビを選択した。

3バックでスタートしたドイツは、12分にトラブル発生。キエッリーニと接触したケディラが負傷を抱えたようで交代を要求し、16分にシュバインシュタイガーが入る。

試合は守備が安定している2チームの対戦らしく、組織的に守って相手に多くのチャンスを与えない。

ドイツは20分、フンメルスのロングフィードにマリオ・ゴメスが抜け出して足を伸ばすが、ボールに当てるのが精一杯。シュートには持ち込めなかった。27 分には再びフンメルスのパスでシュバインシュタイガーがヘディングシュートを放ち、ゴールネットが揺れたものの、シュートの前にデ・シリオに対するファウ ルがあったため得点は認められない。

イタリアは前半の最後にビッグチャンス。ボヌッチがロングパスを前線のスペースに出すと、2列目から飛び出したジャッケリーニがフリーに。ペナルティーエ リア左の深い位置から折り返し、反対サイドのストゥラーロがシュートを狙った。しかし、相手に当たったボールは枠の左にそれる。

後半に入ってよりゴールに近づいたのはドイツだった。54分、M・ゴメスの落としを受けたミュラーがシュートを放つと、ボールはGKブッフォンの横を通り 抜けた。しかし、イタリアはゴールのカバーに入ったフロレンツィが、自身の進行方向とは逆にきたボールに反応。体を投げ出してアクロバティックにクリアす る。

それでもドイツが先手を取った。65分、左サイドの高い位置にボールを運んだM・ゴメスが横パスを出し、ヘクトルが受けてクロス。ボヌッチに当たったボールをニアに走り込んだエジルが押し込んで先制する。

勢いづくドイツはたたみ掛ける。68分、裏に抜けたM・ゴメスがヒールでゴールを狙うも、相手GKブッフォンのファインセーブに阻まれた。

M・ゴメスはこのプレーで足を痛めたようで、72分に交代。代わって入ったのは、決勝トーナメント1回戦のスロバキア戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたドラクスラーだった。

厳しい展開のイタリアだが、同点のチャンスは突然やってきた。77分、敵陣ペナルティーエリア内でキエッリーニが浮き球を受けてヘディング。ドイツはこれ をマークしていたボアテングが手を使っていないことをアピールするため両手を挙げており、この手にキエッリーニが触ったボールが当たって主審の笛が鳴っ た。イタリアはPKの絶好機をボヌッチが成功。ドイツは今大会初失点で、試合は1-1となる。

イタリアが盛り返すも、90分では勝敗つかず。試合は延長戦に突入する。だが、疲労で精度を欠く両者は30分間の延長戦でゴールを決められず、準決勝への切符を懸けたPK戦が行われることになった。

イタリアにはブッフォン、ドイツにはノイアー。世界最高レベルのGKがゴールを守るPKは、キッカーにとって強烈な圧力がかかるものだった。

どちらも1人目が成功したものの、2人目は互いに失敗。3人目は先攻イタリア、バルザーリが成功し、ドイツはエジルがポストに当てて失敗する。4人目はペッレが枠を外すと、ドイツはドラクスラーが成功。一進一退の攻防が続く。

5人目はボヌッチ、シュバインシュタイガー、ともに枠を外して失敗。6~8人目はどちらも成功が続き、動きがあったのは9人目。先攻イタリアはダルミアンがノイアーの止められて失敗し、後攻のドイツはヘクトルが決めて、ついに決着を迎えた。

ベスト4進出を決めたドイツは、準決勝でフランス対アイスランドの勝者と対戦する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160703-00000026-goal-socc
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