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最終戦勝利も決勝Tへの道は開けず…手倉森監督「運命は受け止めないと」

[8.10 リオデジャネイロ五輪 B組第3節 日本1-0スウェーデン サルバドル]

 勝利を挙げることはできた。しかし、決勝トーナメントへの道は開けなかった。グループリーグ最終戦でスウェーデンを1-0で下し、今大会初勝利を挙げた 手倉森ジャパン。しかし、B組2位の座を争うコロンビアがナイジェリアに2-0で勝ったため、日本はグループ3位で敗退が決まった。

「そういう運命は受け止めないといけない」。試合後、テレビインタビューを受けた手倉森誠監督は口を真一文字に結んだ。「目標は絶たれたが、谷間の世代と 言われた選手たちが世界で勝ち点をもぎ取れるようになったことは示せたと思う」。1勝1分1敗の勝ち点4。この日もスウェーデン相手にボールポゼッション で上回り、後半19分には途中出場のMF矢島慎也が決勝点を決めるなど、交代策も当たった。

「中2日の3連戦目。消耗戦になると思っていた。それでもこちらに分があると思っていたし、そのとおりの展開になった」。ゲームプラン、試合結果は想定どおり。しかし、他会場の結果だけが付いてこなかった。

「目標を掲げて、そこに到達できなかったことは申し訳ない」。そう謝罪した指揮官は「しかし、(五輪に)出ることも危ぶまれたチームが世界を経験したこと は、日本サッカー界にとっての財産になった。戦いぶりも改善されたところがある。この世代の選手たちがロシアに関わっていければ」と、今回のメンバーが 18年のロシアW杯で世界に“リベンジ”することに期待した。

 14年1月の立ち上げから2年半。手倉森ジャパンの戦いは終わった。選手にどんな言葉をかけたいかと聞かれた手倉森監督は「ありがとう」と答え、「いい仲間でした」と、早すぎる終幕を惜しんだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-01630219-gekisaka-socc

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